新卒社員が受講するビジネスマナー研修は、何を勉強するものなのか。
お疲れ様です、
びーやんのブログにようこそです、
先日新卒社員を対象としたビジネスマナー研修を受講しましたので、そこで学んだことを記していきます。ビジネスマナー研修が始まる前は、むちゃくちゃ厳しい人にビシビシしごかれるのかと思っていましたが(完全にテレビの影響です笑)実際お会いした方は、とてもハキハキとお話になられる笑顔が素敵な方でした。
今回はびーが研修の中で印象に残ったこと、皆さんに共有したいなと思ったテーマを抜粋して記していきます。
代表からのお話
まずはこの研修を行う意味について代表からお話がありました。
最初にコスト意識の徹底や、マーケティングとブランディングの違いについてなどのお話があり、その流れの中でブランドとは何かを詳しくお話しいただきました。
そのブランドの話の中で一番印象に残ったのが以下の一言です。
あなた自身を「ブランド」と考えることができます
そして、自分(ブランド)はあなたの「顧客」のマインドの中に存在するのです
顧客ということは、会社の取引先のことかと思っていたのですが、ここで言う顧客とは「顧客=クライアント」という単純なものではなくもっと身近な人たちも含まれていました、その顧客も二つにかけることができ、
1. 対外的な顧客
サプライヤー、株主、同じビルで働いている人、取引先など
2. 社内的な顧客
自分の業務の提供先、同僚、上司、部下など
であると述べられていました。1社員としての本当の顧客は、仕事を遂行する中で関わる全ての人のことであり、社員一人ひとりが会社を代表しているとのことでした。
その中で自分というブランドを強く太くしていくためには、あらゆる人とのコンタクトポイントでの「連想」”びーやんってああいう人だよね”的な、そうして強固なブランドを築くと顧客の行動を変えることができる。つまり、自分というフォルダに良いイメージを放り込む、それが結果としてビジネスにつながる。
大事なのでもう一度、
自分の「ブランド」を太く・強くしていくためには、あらゆるコンタクトポイントでの「連想」を積み重ねるしかない
そして太く・強い「ブランド」は顧客の行動を変える
いくら大企業であっても強いブランドを作ることは難しいことですよね。それを一社員が一個人のブランドを気づきあげていくのは至難の技です。しかし一方で、
びーやん=信頼できる相手
という認識が顧客(広義の意味での)の中に定着化すると、自分の仕事や立場に恩恵を及ぼすことは容易に想像できます。果たしてそのようなことが出来るのでしょうか?自分というフォルダにどのようなイメージを顧客に放り込んでもらうか、放り込ませられるか、その為の最低限押さえておかなければならないのが、ビジネスマナーということです。これまた難しいことを求められてしまいましたね。日々の心がけ、先ずは同期の方々を大切にするところから始めなければなないと感じます。
研修の目的
-ビジネスマナーの本質を理解する
-社会人のスタートにおいて、ビジネスマナーの基本を理解し、実践できるようにする
研修の冒頭、講師の方から言われた今回の研修の目的です。社会に出たばかりの新人ですから、ビジネスマナーの基本、本質を学べるのは良い機会だなと感じましたが、この時点ではビジネスマナーとは一体なんなのかと疑問を抱いていました。
社会人と学生の違い
皆さんは学生と社会人の違いって何だと思いますか?
びーは以下の様に答えました。
学生:
学んでいる人
お金を払って組織に属している
経済的に独立していない
社会人:
勤めている人
お金をもらって組織に属している
経済的に自立している
一方で講師の方は
学生=インプット
社会人=アウトプット
が求められていると仰られていました。
なるほどな、学生と社会人の違いをここまで簡潔にまとめるとはと感心しながら話を聞いていると、続けて次の様に述べられました。
学生の基準のレベルは100点が上限で、社会人のレベルは青天井かつ、成績、成果は相手が決める。同世代と中心に関わるのが学生で横の繋がりが重要である一方、社会人は多様な年代の人と関わる縦の関係が重要であると...
会社に入社して思うのが、本当に様々な人がいて、今まで自分が対応してきたやり方では上手くいかないなと何度も悩まされているます。特に外資系企業は次々とお偉いさん達が日本オフィスにやってきますので、名前を覚えるのも、覚えてもらうのも一苦労です。
なぜビシネスマナーが重要か?
第一印象は6秒で決まる
人は第一印象で人を判断する、ビジネスの場ではその第一印象がこれからの仕事の質に影響を及ぼすということです。
ちなみに第一印象作りに失敗しても2時間でリカバリーできるそうですが、2時間も取引先と接することはそもそも難しいですから、如何に一瞬が大切なのかがわかります。
そして第一印象を征する為には身だしなみが必要だということです。
身だしなみの3大ポイント
清潔感... って難しいな笑
機能性(働きやすさ)...仕事に支障のない服装を
TPO ...時と場所をわきまえる
自分の成長速度を上げる考え方
実はこの研修で一番自分がメモを走らせたのが、この項目です。
ビジネスマナー研修の最後として皆さんにお伝えしたいことがあると前置きした上で、講師の方は「自責マインド」と「内省化」の重要性についてお話しして下さいました。
自責マインド
自責の姿勢で臨むと自分の成長速度が上がり、早く成果を上げていくことができるのです
ここでいう自責と他責は
自責・・・
失敗した時に、相手や環境のせいにしない。
自分ごとにして考える
他責・・・
うまくいかなかった時に、相手や環境のせいにする
自分は悪くない、関わりがない、相手のせいだと思い込む
このお話を聞いて、これってまさにアドラー心理学の事だなと感じました。
他責マインド
不運な自分・可哀想な自分を作り上げ周りに同情を求める、一時的に慰められるが何も学べない。
自責マインド
能動的に関わり、経験値を上げていく、可哀想な自分を作るのではなく、これからどないするかだけを考える。
嫌われる勇気で述べられていた、「悪いあの人」「可哀想な私」「これからどうする」の三角柱のうち「悪いあの人」「可哀想な私」が他責マインド、「これからどうする」が自責マインドですね。
内省を促す為の手順
次に現場で自分の成長を促す為の具体的な行動をお話いただきました。
内容としては、身の回りで起こっている事を整理し、分析することでそこから得られるものはないか?という問いかけを繰り返すことによって、自分の成りたい理想像に近づくこと出来るということです。ではどのような手順で行えばよいのでしょうか?
以下でまとめてみました。
手順
step1.
どのようなことが起きたのか
step2.
何が良くて何が悪かったのか
step3.
次はどのようにするか、どのような仕事に応用できるか
この話、何処かで聞いたことがあるなーと感じておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?びーは「メモの魔力」の抽象化と話が似ていると感じましたので、とっさに講師の方のお話を前田式メモに照らし合わせてメモを取りました。
左ページ (事実の書き出し)
トピック... 当事者意識
トピックについての詳細... 講師の方が例に出した事
右ページ (事実の分解、抽象化からの転用)
抽象化
他人がした事を自分ごととして捉える事で、経験値を高める
→トラブルシューティングの蓄積、学習機会の確保
転用
セルフコーチング
内省化をして次に活かす 教訓化する
改めて、メモの魔力の前田さんがおっしゃていた前田式メモに照らし合わせると、左ページに「ファクト」を書き、右ページに左で書いたファクトから何か言えることはないか、気づき、他に応用可能な法則がないかなど、”ファクト” を分解し、抽象化する作業をしてみました。講師の話を黙って聞くのではなく、実際に本から学んだ話のメモの取り方を実践することが出来たので、本の力はすごいなと感じました。
まとめ
ビジネス研修というただ席に座って講師の方からお話を伺うだけの退屈な時間になるのかなと思っていましたが、実際にお話を伺っていると社会人としての大切なマインドセットを学ぶことができ、それってビジネスマナーより大切なことなのでは?と感じました。早速、アドラー心理学の自責マインドと、メモ魔の言語化の力を用いて今日からから社会人としてさらに成長していきます。(もちろんビジネスマナー自体もこれから実際の場で身に付けていきます)
では、本日はこの辺りで、
失礼致します。
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