海外留学で必須の語学学校のリアル 〜マニトバ大学 語学学校編(IEP,ELC)〜
びーやんのブログにようこそです。
皆さんは海外留学をしたいなと思ったことはありますか?いざ海外留学をすると通うことになるのが現地の語学学校です。語学学校では多種多様な人種の方々が同じ教室の中で英語を勉強しています。では実際の語学学校で学ぶ内容はどのようなものなのでしょうか? そのような方々向けに実際に自分が留学していたカナダのマニトバ大学の語学学校の学習内容や、自分が現地の語学学校で経験したこと、学びを深くする為に必要なこと、現地の人たちと仲良くやっていく為に必要だなと感じたことに関して書いていきます。
マニトバ大学について
マニトバ大学はカナダ、マニトバ州のウィニペグの少し郊外にあるとても大きな大学です。どれくらい大きいのかというと東京ドーム60個分に匹敵するぐらいの大きさで、ただただ広いので、どこまでが大学の敷地なのかがよくわからなくなります。(都市部からバスで30分ぐらいで着きますのでアクセスはそんなに悪くありません)建物の中にはフードコート、レストラン、コンビニ、カフェ、スタバ、ティムホートンがいくつかあり、授業の前後、途中にコーヒを容易に買いに行くことができます。自分の場合は水筒を持参してその中にコーヒを入れて持ち運んでおりました。また、建物と建物はほとんど地下で繋がっており、大雪の日に外に出て凍えるような経験をする必要はありません。
IEP (Intensive English Program)
IEPはレベル300~700までの5段階に分かれており、一番上の700のクラスを卒業すると同じ敷地内にあるマニトバ大学の授業を現地の大学生と一緒に受講することができます。IEPは2ヶ月で1タームとなっており、1か月毎に中間テストが実施されます。
*中間テスト、期末テストは成績評価に大きく影響するので7割以上は獲得しておきたいところです。
自分の場合はレベル600のクラスに入り
- Writing・・・一冊の教科書を渡されてEssayの書き方や、論文における表現方法などを学び、自分の興味のあるトピックに関してのエッセイを書いて教師の方に提出する課題が一週間に一度のペースで実施されていました。
- Presentation・・・2週間に一度なんらかのトピックに関して発表を行いました。メモ等は一切使用できずに、パワーポイントの資料のみでの発表で、よく練習して臨むことが求められます。
- Idiom・・・日常生活でよく使用するイディオムを実践形式で使う練習をしていました。学んだイディオムを使用した英語でのプレゼンテーションと、同じ意味を表すように言い換えを求められる筆記テストが課されました。
- Reading・・・読んできたことに関するディベートや、毎授業毎に小単語テスト、中間、期末テストには長文読解などのテストが課されていました。テストの内容は日本の高校の授業でよく見受けられる形式の問題で、高校英語にアレルギーがない方は問題なく授業に付いていく事ができます。
4つのクラスを受講しました。いずれの授業もプレゼンやディスカッションの時間が多く設けられているので、実践的な英語力を身に付けたい方にお勧めです。
また授業時間に関していうと
8:30~1:30月水
8:30~12:30 火木金
で日本の大学の授業よりも始業は早いです笑 また、ウィニペグは交通機関がバスのみしか無く、雪の影響で交通機関に乱れが出ます。ですので時間にはゆとりを持つ必要があり、自分の場合は朝の6時半に起床をして7時にホームステイ先を出発し、バスで1時間かけて大学まで通っていました。ホームステイをされる方は要注意です。
そして、クラスメートの国籍
ナイジェリア人・・・1人
メキシコ人・・・3人
韓国人・・・4人
日本人・・・6人
という日本人が多めのクラスでした 授業の後にはよくご飯に行っていて、様々な国の料理が楽しめるレストランでみんなでワイワイ楽しくご飯を食べて仲良くしていました。
とにかく楽しいIEPの環境
このIEPというプログラムでは毎週アクティビティが開催され、多くの人たちと交流することができます。
正直に言いますと授業時間の割に遊びの時間が多いので、勉強よりも遊んでいた時間の方が良いか悪いかは別として記憶に残っています。ウィニペグは冬は雪が積もっているので外でのアクティビティはありませんが、その分室内施設を使用してスケートやバスケ、バトミントン、ジムなど身体動かしたアクティビティも楽しむことができます。夏になると外に繰り出して動物園や映画館、さらには郊外の湖にも遊びに行くプログラムも用意されています。
*しかし、IEPに在籍している多くが日本人留学生で、英語でなくても何不自由なく暮らしていけるのがネックで、アクティビティも結局日本人同士が遊んでいるだけの環境にどうしてもなってしまっていたのが残念なポイントです。あくまでコミュニティの輪を広げ、ストレスを発散する為に参加する事をオススメします。
とにかく、IEPこの2ヶ月間で語学学校の友達を作ったり、豊富な自由時間をうまく活用しウィニペグの文化を学び、現地の生活に順応する場所として最適です。
もちろん、もう一つ上のクラスに合格すると大学に進学することができますので、IEPは非常にお勧めです。
ELC (English Language Centre)
次にご紹介するのがELCという語学学校です、IEPで2ヶ月間過ごした後、このELCに進み大学進学のために勉強しました。もちろんそのままIEPの次のレベルのクラスに進めばマニトバ大学の授業を受講することができるのですが、ELCの方がより大学の授業を意識したプログラムが用意されているということで、こちらに進学することになりました。ELCにはlevel1~level5の5つのレベルがあり、授業時間は月から金まで8:30~2:30で、
Level1~Level5のクラスに分かれており
Speaking・・・各自調べてきたトピックに関して発表、自分の場合は日本の制服事情や東日本大震災などについて15分間の発表をしました。
Reading・・・課題図書的なものを指定させ、読んで聞きたもの関してクラスメイトとディベートをしました
Writing ・・・レポートの書き方(構成)節の使い方、参考文献の参照方法など大学で必要とされるレポートの書き方についての時間が非常に多く、期末テストには20ページに及ぶレポート課題が課せれました。
Listening ・・・テストが多く、センター試験のリスニングに近いようなものでした。
の計4つのクラスに合格すると大学の授業を受講することができます。
自分が留学した際にはTOEFL itpのスコアが500以上or(CanTestで一定基準の結果を収めること)あれば一番上のLevel5に入ることができます。
IEPと一転して授業スケジュールが詰まっており、さらに放課後には多くの課題が課せられ、読解課題、暗記課題、筆記課題など自分は高校生なのだろうかと思うほど課題が多かったです。また、いずれのクラスも積極的に発言することが求められいましたので、スピーキングを勉強したい方にオススメできます。
クラスメートの国籍
ほとんどが中国人留学生
生徒の8割以上は中国人留学生で、
自分のクラスは
中国人・・・8人
韓国人・・・1人
ブラジル人・・・1人
スイス人・・・1人
日本人・・・1人
という圧倒的少数派として肩身の狭い思いをしていました笑
中国人ばかりで中国語でコミュニケーションをしていたので、ぼっち日本人である自分は孤独しそうでしたが、そこは漢字を使ったコミュニケーションとネットでし食べてきたスラング中国語を唐突に秘湯することで仲を深めました笑 一度女の子にスラングを言った後に真面目に怒られたことも今では良い思い出です。
まとめ
最終的にはなんとか4つの授業で合格、大学に進学することができました。合計で5ヶ月間語学学校で過ごしたわけですが、自分が一番実感したのはリスニング力の伸びです。日本にいた時に比べて現地の人たちの会話が7割型理解できるようにあり、残りの3割は他の文脈から推察することによって補うことでなんとかしていました。後、心がけることはできるだけ同じ国籍の人と関わりすぎないことです。1日も日本人と喋らなかった、日本語に触れなかった、頭の中で日本語を思い浮かべなかったというシチュエーションを多く作り出すことで、頭の中で英語が占める比率を高めることが出来ます。すると自分で英語というツールを使ってことに対処しなければならないと認識させることができ、日本語で思考を巡らすことを減らし、英語脳に変化させていくことができます。
あと日本人は文法力が身についているので、正直に申し上げて授業に出席してもしてなくても合格することはできます。でも問題はそうじゃないんですよね、私たち日本人は積極性に欠けているとよく指摘されます、それは本当にその通りで、全く喋れない中国人や韓国人が少ない語彙力で必死に発言している、listeningもままならないが授業中、後講師に質問している姿を何度も見ました。絶対何が何でも授業料を無駄にしないという心構えが伝わる一方で、自分は恥ずかしさから講師の方に質問しない。授業中手を上げない、発言しない、ただ日々の授業を漫然と自分の安全地帯で受動的に暮らしてしまっ
た感があるので、もしその場に戻れるならもっと自分が思ったことを頭のなかで英語を組み立てる前に手をあげて、皆の注目が集まった時にいわゆる安全地帯から身を乗り出すことによって自分自身の英語力を伸ばします。皆さんは是非、考えるより行動の姿勢で授業に参加してみてください。
次回は実際の大学の授業についての感想や、日本の大学との違いについても書いていきます。
ではお疲れ様でした、
失礼いたします。
マニトバ大学の授業記事はこちら!
<参考URL>