びーやんのブログ

ゆとり教育をフルに享受してきた、おっとり系スモールリサーチャーのブログ

留学先の大学の講義に取り残されない為に必要なこと 〜マニトバ大学〜 

びーやんのブログにようこそです。

 

今回は自分が大学生の頃に留学していたマニトバ大学での授業について振り返り、留学先での授業を落とさないようにするために必要な点について共有していきます。

 

留学すると日本に帰国した際に大学の単位数が不利になるんですよね。他の大学の同じ回生の人が44単位獲得している一方で、海外留学をしているというだけで半分の単位数しか獲得することができないという理不尽な状況でした。ですので1単位でも多く獲得するために、当時の自分は他の留学生よりも一つ多く授業を履修することにしました。

 

なので無理して4つ授業を履修することにしました。様々な手続きを経て(univeristy centre からの呼び出しもありつつ。。。)4つ履修することに。1つの授業を履修すると日本では4単位とみなしてくれる救済措置的なものが適応されるんですよねそれを知っていたびーやんは無理やり4つ取ることに。そこで大学の単位を落とさないように心掛けたことと、単位修得のために必要なコツについて記していきます。

 

※履修した授業は全て大学の入門編の授業のようなもので、大学院に進学するような方々が履修する授業ではありません。何卒ご了承ください。

 

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履修した授業

環境学

資源問題について取り上げていた授業でした。熱心な教授の方で、教壇をめいいっぱい使い身振り手振りで受講している生徒たちに資源、環境問題について力説されていました。初級クラスということもあり、日本の高校で習う物理や数学のことも授業では取り扱っていましたので、難しい内容は日本のネットで調べてまずは日本語で理解をするようにしました。すると凄く理解が早まり、英語でこのことを解説するとこんな単語の使い方をするのかと同時に英語の語用も学べるという一石二鳥でした。

 

授業中は特に当てられることもなく、授業評価も中間テスト(穴埋め式+マークシート)と期末テスト(穴埋めと記述式)の2つで、何とかパスすることができました。

 

東アジアの歴史(日本の歴史にフォーカスされていた)

東アジアの歴史とは言いつつも、日本の歴史についてフォーカスされている授業で、何と教授の方は日本語が堪能な方でした。実際に日本語で話したことは少ないですが、やはり精神的に楽でしたね。

実はこの授業を履修するために、履修授業のキャンセル待ちをしたものです笑 なんせ単位取得に必死でしたから。

結局レポートと筆記と選択式でギリギリでパスすることになりました。

 

カナダ社会について

大きな講堂みたいな教室で教授の話を受動的に聴く授業。内容はカナダの社会問題で、主に男女の役割の変遷や離職率、離婚率などの男女に関する内容でした。テストは全部で4回で全てマーク形式で以外に苦戦しました。テストで60%以上を獲得することが単位取得の要件だったのですが、3回目の授業が終了した時点で54%という有様。。。4回目のテスト前には必死に勉強をして何とか最後の最後で60%以上を獲得でき無事合格できました…. 内容時代は簡単なのですが、簡単だからと手を抜いていると得点することはやはり困難なのだなと20歳ながら学びました。

 

経済学(マクロ)

これまた大きな講堂で教授の話を聞く受動的な授業でした。内容としては大学一年生の経済学部の授業といった感じでしょうか。代替材や需要と供給、経済成長率の計算など、不明な箇所は日本語でパソコンで調べて理解することもできる内容でした。

 

ちなみにsupplement classもあり、フォローをしてくれる体制も整っていました。(参加者はほとんど留学生でした)

 

ストライキ事件

何と履修していた時に大学側と教授組合が給与などでもめてストライキが実施されました。(1ヶ月間) この一件で一部の授業でも授業がキャンセルになり、自分も授業が1つキャンセルになり、不安な状態で、本当に単位がもらえるのか不安になりましたが、ストライキ明けの授業で帰国することを伝えると臨時の期末テストを実施してくださり、無事に合格することができました。学校という教育現場でストライキを実施できるのはさすが自由国家のカナダだなと感じました。もし日本の教育現場で同じことをすれば、紛糾されることでしょう。 

 

単位を落とさないために

 

担当教授に挨拶する

留学生なんですと自分の存在をアピールすることで、自分のクラスには留学生が在籍しているのかと認識してくれます。実際に考慮してくれるかは分かりませんが、自分のクラスに英語が第一言語ではない生徒がいると認識しているのと認識していないのでは、授業中のワードチョイスにも変化が出てきますし、質問にも伺いやすくなります。私たち日本人は他の国から来ている留学生よりも引っ込み思案な箇所がありますので、ぜひ挨拶に行ってください。生徒が挨拶に来て悪く思う教授はいませんので。

 

とにかくリスニング力を向上させるべし

リスニングは一番重要です、相手の言っていることが分からないと本当に何もできません。教授の話が聞き取れず、あなたの周囲の人があなたとは全く違う行動を取っているとすごく焦りますし、ストレスに感じてしまいます。まず第一に教授からの指示が分からなければ課題の範囲も、テストの日時、場所もわかりません。つまりリスニングが出来なければ打席に立つこともできないのです。

 

リスニングの次はリーディング力

次回はこの範囲をしますと言われればそこを読んでおかないとですし、調べ物をするときも読む必要があるので必然的にリーディング力を身につけておかないといけません。

 

 Writingはそこそこで大丈夫

選択肢式の問題もありますので、その前に読めないとスタート地点にも立てません。あくまでリスニングとリーディングです。余裕が出てきたらライティングも併せて向上させましょう。

 

スピーキングを磨きたいなら

少人数で且つpresentationがあるclassを選択してください。強制的に英語でみんなの前で発表する機会を得ることができます。どうしても大きな教室で授業を受けると教授と距離が遠くなってしまい、緊張することがなくなり、自然と頭の中が授業以外のことでいっぱいになり、せっかく留学しているにも関わらず、頭の中は日本国内にいるのと一緒になってしまい、損をしてしまいすよ。

 

小話 

東アジアの歴史の授業で、教授の方が卑弥呼のことを  ぴみこ、ぴみこ” と言っていたので同じ日本留学生や日本に詳しい現地の大学生と笑ってたんですよね、そんなわけないよな。。。と一応ネットで調べると ”ぴみこ”という名称も存在していました。。。 

ぴみことかブラッ○ジャックのあの娘しか存在しやんやろうと…とてもびっくりしました。 

 

まとめ

日本人である程度英語を勉強した人、大学に進学できた人ならなんとかなります。リスニング力、リーディング力が大事。これがないとしんどいです。あと、授業数に関してですが、まずは大学が留学生向けに指定している数は守った方が良いです自分は無理をして1つ多く履修しましたが、その分遊べる時間を少なくなり、また費用面でも他の留学生より15万円程高額になってしまいました (日本の大学ですと授業料が履修数によって変わることはありませんが、海外の大学だと履修数に応じて授業料が変わってくる場合があるんですよねこれは皆さんも各自確認してみてください) 金額だけで言うと日本で授業を取った方がお得である事は間違い無いかと思われます。

 

では、本日はこの辺りで失礼致します。

 

お疲れ様でした。