びーやんのブログ

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新卒で外資系企業に就職して驚いたこと 4選

お疲れ様です、

  

びーのブログにようこそです。

 

日本にはいわゆる日本企業の内資系企業と、外国企業の資本比率が高い外資系企業と言われる企業が存在し、国内トータルで内資系企業は3,850,000社、一方の外資系企業は日本国内に3,266社あります。確率的に圧倒的に内資系企業に就職をする人が大多数ですが、外資系企業に就職する人も一定数おり、そんな私も外資系企業に新卒で就職した少数派です。

  

そのような状況下において、外資系企業に興味があっても周りに経験者がいない、情報の量が少なく、外資系企業の実態が掴みにくいのではないかと思われます。そのような方々に向けて今回は、私が新卒で外資系企業に就職して驚いた点について5つご紹介していきます。

  

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外資系企業に入社して感じたギャップとは...

 

誰もスーツを着てない

これは本当に驚いたのですが、入社式の時に出勤する社員の方を見ると皆さんカジュアルな格好でした。スニーカーとジーパンにシャツが定番で、ネクタイを締めていたのは新入社員達のみでした。

 

ちなみに入社2日目もbeは、黒スーツにネクタイを締めて出勤したのですが、周りの同期はみんなカジュアルになっており、さらに代表取締役の方の座学では

You are the only man in black in this office hahah 

と笑われてしまいました。代表曰く、昔の日本は誰もが黒づくめの姿で本当にしんどかったと昔を回顧していて、自分の働きやすい格好であれば何でも良いし、硬い服装は個性を殺してしまうから、着てこなくて良いとのこと... ファッションセンスのないBeには少し辛いですが、この考え方は外資系企業ならではだなと...

某Vorkersで外資系企業全般の ”風通しの良さ”のスコアが高いのも納得です。

 

自分が高校生の時に学校から決められた制服が嫌で、服装自由の高校に通っている人たちを羨ましく思っていたのを思い出しましね。だいぶ遅れてBeにも自由な服装をする権利が当たられた形ですが、いざ与えられても戸惑うばかりです... 

 

ちなみに先輩社員の方にドレスコードを聞いてみると、半パンにビーチサンダルはダメとのこと... それ以上は大丈夫なのでしょうか... 気になります。

 

また、取引先にも当然のように私服で訪問します。取引先も外資系企業が多く、日本企業であったとしても、カジュアルな雰囲気を大事にしている企業が多いのです。お互い形式張った服を着て仕事はしたくないということです。一方で、クライアントとのファーストコンタクトの際や報告会などでは、普段とのギャップを強調するためにスーツを着用することもあります。 

 

上下関係が緩い

多国籍企業あるあるかと思いますが、様々なポジションで様々な国籍の方が働かれていまして、人事部も例外ではありません。人事部にも外国籍の方がいらっしゃいまして、その方とも当然のようにコミュニケーションをします。そして経費精算の際に、人事部の外国籍の方から承認をいただかなければならないので、自分にとっては一番ここが関門です笑 経費の使途を英語で説明したり、質問に答えなければなりませんので、むちゃくちゃ緊張してしまいます... ビジネス英会話・経費精算編として勉強させていただいております笑

 

ちなみに敬称はさん付けのみで、社長宛にインターン生時代に習った改まった形式でメールを送信すると、すぐに社長より敬称は「さん」にして下さいとメールの返信がありました。また、社内で決まった座席の指定はありません。様々な部署の人たちが入り混じって座っています。このおかげで他部署の人ともコミュニケーションをとる事ができます。何だか大学生の時のようです... 

 

海外支社無しでは業務が完了しない

特にインドと仕事をすることが多く、作成した調査票の画面を作ってもらったり、集計したデータを統計処理してもらい、SPSSを作成してもらったりしています。途上国にある支社に仕事を依頼することで低コストで仕事を依頼することができ、数字のプロが多いインド人の方に仕事を任せることで、短納期かつ高品質で納品物を得ることが出来ます。また、同じ会社の支社に仕事を発注することで、プロジェクトに関わる外注費が回り回って同じ会社に落とす事ができるので、グローバル全体で見れば、外注費も売り上げに計上されるというわけです。しかしこのシステムには問題点もありまして、

 

・時差の関係で残業が多くなる

 

・情報の意思疎通に手間取る事が多々ある

 

・現地支社の祝日も考慮に入れて仕事をしないと納期に影響する 

 

以上の3点が内資系企業にはないあるあるトラブルです。

 

 

他者に寛容な人が多い

自分が属してきた組織では10人のうち1人は嫌味なおばさんが必ずいるのが当たり前でしたが、今の会社は全然そのような法則は当てはまりません。

 

Beが感じるに

自分が英語を喋らなければならない環境

=相手に合わせ、自分を犠牲にできる人のみが会社に残れる

 

という論理なのかと感じました。

 

先日イチローさんが引退会見で述べていた、

「アメリカに来て、メジャーリーグに来て、外国人になったこと、アメリカでは僕は外国人ですから。このことは、外国人になったことで人の心を慮ったり、人の痛みを想像したり、今までなかった自分が現れたんですよね。この体験というのは、本を読んだり、情報を取ることができたとしても、体験しないと自分の中からは生まれないので」

 

という言葉がふと脳裏に浮かびました。外国人になるということは、自分が少数派になることを意味をします。日本オフィスにいる外国籍の方は、自国に家族を残して極東アジアに赴任しています。その少数派の方々とコミュニケーションを取り、人間関係を構成しよう、そのために英語を習得しようという相手に合わせることを厭わない人たちが会社で活躍していますので、皆さん人格的に長けていますし、困っている人がいれば迷わず助けてくれます。自分も何度と救われたことか、数えても数え切れません。

 

参考URL: イチローさんの引退会見の文字起こし

 

部署ごとの呑み会がほぼない

 入社して3週間が経ちますが、一回も先輩社員の方とも同期とも飲みに行ったことはありません。自分の勤め先はFriday Drinkが隔週でオフィス内で開催されているのが特徴的です。若手社員が企画をして、社内の方々との仲を深めよう的な企画なのですが、これも留学生時代のLanguage Exchangeなどと似ているなと感じます。

 

社員一人ひとりが自分の時間を大切にする風土、不思議と採用の段階から似たような人材が集まるんですね。(大学時代の友達がインスタグラムのストーリーに、同期との ”乾杯ウェーイ” の動画を投稿しているのを見て、ちょっと羨ましく思いことも正直ありますが)

 

さいごに

 以上が外資系企業に新卒として入社して感じたギャップです。外資系企業ですのでもちろん英語を使います、その上で英語でのコミュニケーションに不自由がなく、縦の関係を重要視する日本企業の風土に馴染めそうにないなと感じている就活生の方は、外資系企業の面接を受けてみてはいかがでしょうか。僕のように日系企業は全然ダメで、たまたま受けてみた外資系企業に採用になる稀なパターンもありますので、視野を広げてみる意味でも外資系企業を就職先の候補にしてみて下さいね。

 

また、東京と大阪で留学経験者向けの企業説明会も開催されますので、就職活動で行き詰まっている方はぜひチェックしてみて下さい。下にリンクを貼っておきます。

 URL:キャリアフォーラム

では、本日はこの辺りで失礼致します。

 

お疲れ様でした。

 

<参考サイト>

経済産業省 統計局 事業所に関する集計および企業等に関する集計

経済産業省 統計局 外資系企業の動向